【実体験】繁殖引退犬のダックスフンドを家族に迎えるまで。準備したものと初日のリアルな様子

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「保護犬を家族に迎えたいけれど、実際にはどんな準備が必要?」「元保護犬との生活は、最初からうまくいくの?」

そんな不安や疑問を抱えている方は少なくありません。我が家も、娘の「犬を飼いたい」という願いと夫の昔からの希望が重なり、ついに保護犬を迎える決意をしました。

そこで出会ったのが、繁殖引退犬の「雪」です。里親譲渡施設で一目惚れした瞬間から、トライアル期間を経て正式に家族になるまで、喜びとともに「元保護犬ならでは」の洗礼も受けました。

この記事では、元保護犬の雪を家族に迎えるために準備した物や、家に着いた初日のリアルな様子を実体験に基づいてご紹介します。これから保護犬との生活を考えている方の、小さな支えになれば幸いです。

繁殖引退犬のミニチュアダックス「雪」との出会い

繁殖引退犬の雪
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まずは、私たち家族とミニチュアダックス雪との出会いを紹介します。

家族全員の願いが重なり、里親譲渡施設へ

犬を飼いたいという娘の願いと、以前からその想いを抱いていた夫。そして私自身も「家族に迎えたい」という気持ちが固まり、私たちはある里親譲渡施設を訪れました。

そこは、繁殖犬としての役目を終えた「繁殖引退犬」たちのセカンドライフを支援している場所です。保護犬を迎えることは、単にペットを飼う以上の意味があると感じ、私たちは一歩を踏み出しました。

運命の「一目惚れ」

施設にはたくさんのワンちゃんがいましたが、私の目はある一頭の子に釘付けになりました。それが、後に我が家の大切な家族となる「雪」です。

真っ白な毛並みと、どこか守ってあげたくなるような瞳。目が合った瞬間に「この子だ」という直感があり、家族全員が満場一致で一目惚れしてしまいました。

繁殖現場で頑張ってきた雪に、これからは家庭の温かさを知ってほしい。そんな願いを込めて、私たちはトライアル期間を経て、正式に家族として迎える契約を結びました。

迎えるために準備した3つのアイテム

保護犬を迎え入れるにあたって、まず最低限必要な環境を整えました。特に繁殖引退犬は環境の変化に敏感なため、安心できる居場所作りを意識して以下の3つを揃えています。

①ゲージとクレート

繁殖引退犬にとって、急に広い部屋に放されるのは大きなストレスになります。そのため、私たちはケージの中にクレート(移動用キャリー)を置く「ハウストレーニング」の形を整えました。

クレートは、雪が「ここに入れば誰にも邪魔されない」と思える避難場所です。初日はこの場所が彼女にとって唯一の砦となりました。屋根がある狭い空間を作ることで、ワンちゃんが落ち着きやすくなるので、最初の準備としては欠かせません。

②ペットシーツ

新しい環境では、どんなに賢い子でもトイレの失敗はつきものです。私たちは、厚手で吸収力が高いワイドサイズのペットシーツを多めに用意しました。特に元保護犬の場合、これまでどのような環境で排泄をしていたか分からないため、まずはケージ内やその周辺に広めに敷いておくのが安心です。

失敗しても叱らず、「ここでできたらラッキー」くらいの心の余裕を持つために、質の良いシートを常備しておくことをおすすめします。

③施設と同じドッグフード

環境が変わると、ストレスで食欲が落ちたりお腹を壊したりしやすくなります。そこで、施設に現在食べているフードの銘柄を確認し、同じものを準備しました。

施設から数日分を分けていただき、不足分を自分たちで購入して備えることで、急な環境変化による体調不良を防ぐ工夫をしています。食べ慣れた匂いや味があることは、不安な雪にとって数少ない「知っているもの」であり、心の安定にもつながったと感じています。

トライアル初日の様子

ここでは、トライアル初日の様子を綴ります。

クレートから出てこない雪と向き合った時間

クレートから出てこない犬
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いよいよ雪が我が家にやってきた初日。しかし、現実は想像していたよりもずっと静かで、緊張感に満ちたスタートでした。

キャリーから出された雪は、一目散に準備していたクレートの奥へと逃げ込みました。そこからじっと動かず、震えるような様子で外をうかがう雪。名前を呼んでも、好きなおやつで釣ってみても、一向に出てくる気配がありません。

30分ほど様子を見守りましたが、自分から出てくる様子がなかったため、最終的にはクレートの天井にある扉から抱っこして外へ出しました。

外に出た雪は、まるで確認作業をするかのように家中の匂いを一心不乱に嗅ぎまわっていました。ひと通り探索を終えると、安心を求めてか、またクレートに戻ろうとして鼻でドアを一生懸命つついていた姿が今でも目に焼き付いています。

初めての食事と、24時間の「トイレ」の壁

繁殖現場という限られた世界で生きてきた彼にとって、家の中という広すぎる空間は、まずは未知の恐怖だったのかもしれません。

その日の夜、用意したごはんを出すときれいに完食してくれたので、少しだけホッと胸をなでおろしました。しかし、次に直面したのが「トイレ」の問題です。

丸一日経っても、雪がおしっこをする気配が全くありませんでした。里親テラスとの契約書には「24時間以上トイレをしなければ連絡してほしい」という一文があり、もし明日の朝もしなければ相談しようと、不安な夜を過ごしました。

変化が訪れたのは翌朝のことです。まずは無事にうんちを確認。その後、子どもたちを幼稚園まで送迎して家に戻ってくると、ついにシーツの上でおしっこも済ませてくれていました。

小さな一歩ですが、雪がこの家で少しずつ自分のリズムを作ろうとしてくれている。その証拠が見られたようで、心から安心した瞬間でした。

まとめ

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元保護犬との生活は、最初から「お座り」や「お手」ができるようなスムーズなスタートではないかもしれません。雪のように、まずは「人間や家という環境」に慣れるところから始まるケースも多いです。

しかし、不安な夜を越えて、一つひとつの排泄や食事に一喜一憂する過程こそが、保護犬を迎える醍醐味だと感じています。

この記事で紹介した、以下のポイントは特に大切です。

  • 家族全員の意思が一致していること
  • 愛犬が安心できる「逃げ場(クレート)」を作っておくこと
  • 焦らず、その子のペースで環境に馴染むのを待つこと

これから保護犬や繁殖引退犬を迎えようとしている方が、焦らず、その子のペースに寄り添った素敵なスタートを切れるよう願っています。

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